宣言解除と継続を受けまして

2020/05/15

皆様。代表の増田です。また長いのが来た~って思わないでください。
羽鳥慎一のモーニングショーよりは短いと思いますので。

本日39県の非常事態宣言が解除となりました。
たった数週間前、非常事態宣言を出すべきだ!!という強い世論で高らかに宣言された当時の緊迫感と比較すると、なんだか全体的な雰囲気は「解除するんだって~」みたいな感じになっている気がしませんか?
おそらく大阪モデルみたいな地域単位の基準がどんどん出てきて、国が発令するボワ~っとした曖昧な基準にあまり興味を示さなくなっているのが原因じゃないかと感じます。

当初はクラスターとか3密とか色々な細かい基準を示してみたものの、独自解釈が色々でてくるものだから、もう面倒なので大人から子供まで例外なく、あれこれ考えないでとにかく「STAY HOME!!!」ってことにしよう感が満載だったことは否めません。

【ワンフレーズ・ポリティクス】
英語:One-phrase Politics
主に演説や答弁などの政治活動を行う場合に、政治家がキャッチフレーズのような一言を多用し、有権者の支持を得ようとする政治手法を意味する表現。
日本では安倍総理と小池都知事の師匠である小泉純一郎元総理大臣が多用したことで有名になった。

海外での抗体検査の結果で死亡率が考えていたよりも全然低かったというニュースや重症化している性年齢や条件(高齢・肥満・男性)などが次々に明らかになるにつれて、渋谷センター街を歩く人々と、1日に他人とすれ違う機会がほとんどない田園や農村部の方々に、「STAY HOME!!」って一律に命令しても前ほど響かなくなっているのかもしれませんね。

それと同時に、国が定めた相談・受診基準(37.5度4日以上など)を、「あれは目安です。基準じゃありません。誤解してたんじゃないですか?」なんて担当大臣に言われたら、もう本当に何を基準に私たちは生きていったら良いのかわからなくなってしまいますよね。

基準ついでに申し上げると、皆様の中にも「8割おじさん」の8割ってなにを8割減らせばよいのか「誤解」されている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
あれは「人出」ではなく「接触機会」です。

マスコミが、銀座4丁目や渋谷交差点に定点カメラ置いて、今日の人出は70%でした!!まだまだ足りません!!!とかいう間違ったメッセージを垂れ流すので、みな「人出」だと勘違いしてしまうのです。
交差点を歩こうが、人と「接触」しなければ、それは減った方にカウントされるのです。では接触とは?

8割おじさん自らが発信しています。
「一人の人が相手と1m以内の距離で2~3往復の会話をしたら、1接触と数える」
「一人の人が相手と握手をしたら、1接触と数える」
「おはよう御座います!!などの1回の会話は接触ではない」

詳しくは下記参照
https://note.stopcovid19.jp/n/n1d0745601527

だそうです。このご時世になってから、握手する人いますか???
通勤中や職場で他人と1m以内に近づいて白熱した会話とかしてますか?

それをSTAY HOMEというスローガンの具体的な数値目標みたいに解釈させる意図があったのか、私たちの勝手な「誤解」なのかはわかりませんが、いつのまにか、「外を出歩く人を8割減らす」になちゃってたように思います。

もう一度言いますが、8割削減は、「外出機会」ではなく、「接触機会」です。

頭脳明晰なマスコミの皆さんが「誤解」するとは思えないし、そのニュースを見て、「違うんだけどな~」って感じていたはずの政府や専門家の方も、一度たりともその意味の修正をマスコミに要請していないのは、なんらかの意図を感じずにはいられません。
皆様どうお感じになりますか?

毎度前置きが長くなりましたが、本日皆様にお伝えしたかったのは、レアルスクールは、スペインをはじめとした海外の事例、データ、国内の事実と、信頼に足る実績データ等を客観的に分析し、判断し、開催の可否やリスクを極小化するオペレーションを実行していきます。

トレーニングの前後の「接触機会」を削減する努力はもちろん、トレーニング内容においても、コーチたちが練りに練った期間限定のトレーニングを行っています。
一番下に動画リンクがあります。6分ぐらいの動画ですので是非ごらんください。

今日の段階では、まだ横浜YC&ACと足立六町グランドの使用許可は出ていません。
ですので引き続き、八潮市と千葉長柄町のみでの関東開催となり、特に横浜山手校、東京足立校の皆様にはご迷惑をおかけしております。
タイムテーブル上の該当年齢であれば、どのトレーニングに参加して頂いても良いことになっておりますので、是非一度八潮や千葉長柄にもいらっしゃって下さい。貴重な経験になると存じます。

瀬村コーチ、太田コーチは、毎日のようにグランド担当者に電話し、「解除基準を示してくださいよ!!」と迫るもので、完全にウザったがられているかと思います。

知事さんの中には、「県外からうちの県には入らないで!!」という鎖国ならぬ”鎖県”を宣言される関係で、自粛ポリスと言われる一般市民が他県ナンバー車に嫌がらせするなどの信じがたい事態も起きているそうで、ちょっと県をまたぐのは・・・と感じる方もいらっしゃるかと思います。
なぜ、県はダメで、市や区や町は大丈夫なのか?その「基準」が全くわかりません。曖昧な基準は信じないようにしようと思います。

毎日情報の洪水で、何を信じてよいのか、もうわからないメンタリティになりつつあり、なんとなく役職の偉い方や有名人の意見に従っておこうというのも仕方がないご時世ではありますが、私たちレアルマドリードファミリーは、踏ん張って踏ん張って、自分の頭で考えて考えて、しっかりと自分の「基準」をもって、自分で判断していくことを続けていこうと思っています。
その大切さを理念に掲げて開校したスクールですので。

毎度最後まで読んんで頂きありがとう御座いました。お子様たちにもよろしくお伝えください。

レアルマドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパン代表 増田

これが本校のソーシャルディスタンス・トレーニングの模様です。
https://youtu.be/aThNNzTXjSI

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