新型コロナウィルスに関する本校の対応について

2020/02/26

こんにちは。代表の増田と申します。

新型コロナウィルスに伴う影響は日に日に大きくなっております。とうとうJリーグの開催まで延期となりました。
得体の知れないウィルスは本当にどう対応してよいのか専門家でも意見が分かれているようです。

現在、わたくしはタイの首都バンコクに滞在しております。
日本のニュースでは、タイ政府より日本人の入国規制や公共の場への外出自粛要請などが発令されたと話題になっているようですが、実際に街を歩いてみると、それほど大きな変化は感じません。
マスクをして出歩いている人のほとんどはコロナ対策ではなくPM2.5がひどいかららしいです。

また、市民の多くは生活がかかっているので新型コロナを恐れて営業自粛なんてしている場合ではなく、感染したら自分の免疫でやっつければ良いと割り切っているのだと現地在住のタイ人が申しておりました。
実際に、意識レベルがバラバラの外国人がそのタイ人が営む街中を闊歩する中で過ごしていると、もう感染拡散を食い止めるのは無理ではないかという感覚になります。

通常の風邪やインフルエンザ、溶連菌感染症などと異なるのは、それがなんだかまだ良くわからない新種のものであるということですが、下記の公表資料を見る限り、(クルーズ船を除くと)国内の死者はまだ1名に留まり、高齢者や持病を持っている場合、または極端に体力が衰えていなければ重症化しないとの報道も多く見られます。
https://hazard.yahoo.co.jp/article/20200207

このような様々な状況を観察、検討を重ねた結果、本校レアル・マドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパンの通常トレーニング並びにスペイン遠征、シンガポール遠征は、通常通り実施することに致します。

ただ、今後、状況が著しく悪化した場合や、明確な催行禁止の基準などが当局より発令された場合は、再度観察検証し、トレーニングの休校や遠征の催行中止などの判断に切り替わることは御座いますので、今後も本校アプリやHP、SNSにはご留意くださいますようお願い申し上げます。

いま子供たちの活動を過度に制限することにより、心身の不安定を招き、新型コロナ以外も含めた病気に陥るリスクを感じております。
幸いサッカーは屋外スポーツであり、密室で長時間濃厚に接触する機会はありません。
適度な運動により体温、心拍数や脈泊を上げることは、体力の向上、精神的な発散につながり、自己免疫力の向上にも寄与すると考えております。

その上で、下記の対策を実施致します。
① グランドには順次、手足消毒のための次亜塩素酸ナトリウム入りの消毒液を設置致します。
②通常は休会に際し、他の入校生から在籍枠を守る休会名義保存料を申し受けておりますが、当面の間そちらも無料とさせて頂きます。
トレーニングに参加することによる感染可能性をご憂慮される場合は、大変恐れ入りますが、「コロナ特別休会」をお申し出ください。

スクールの代表として色々考えました。
一律に活動休止にした方が、運営上のリスク回避という意味では無難なのではないかとも考えました。
しかし、現時点では、サッカーが出来る環境はなんとか死守し、参加してくれた子供たちがハッピーな気持ちになる場所を提供し続けることに致しました。
こちらが休止してしまったら選択肢がありません。逆に、スクール生保護者の皆様には、参加または欠席補講に加え、休校という選択肢を持って頂けるようにさせて頂きました。

曖昧な判断基準、保護者の皆様への判断の責任転嫁というご批判を受ける可能性も考えましたが、日本国内発表資料、諸外国のニュース、実際に外国で今見ている環境を総合的に観察&検討した結果、このような判断を致しました。

どうぞ皆様、このような状況だからこそ、しっかり栄養のある食事をし、しっかりと運動し、良質な睡眠を取り、自分を鍛えておきましょう。
出来る限り回避する努力も必要ですが、回避できなかった時の為に、闘う準備をしておきましょう。

本件につきまして、何かご不明な点が御座いましたらお知らせください。
これからもレアル・マドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパンを何卒よろしくお願い申し上げます。

2020年2月26日 代表 増田稿平

← 一覧へ戻る