関東4校臨時休講(年間スケジュール変更)のお知らせ

2020/03/31

こんにちは。代表の増田です。いつも長い文章で申し訳ありません。今回も何卒お付き合いください。5分で終わります。
今回は、まずは結論から申し上げます。

『明日4月1日より4月14日までの2週間、関東4校(東京足立、埼玉八潮、横浜山手、千葉長柄)のトレーニングを休講とさせて頂きます。』

年度が始まる前のこのタイミング(今日がその最終日)であれば、年間スケジュールを変更し、そもそもこの2週間をトレーニングが設定されていない設定にすることが出来ます。
つまり、欠席→補講という形ではなく、この2週間分のトレーニングを5月以降に追加設定することで年間のトレーニング回数を減らさずに済みます。
※2020年度の開始日が4月15日となり、年間トレーニング回数は変更なし」と解釈して頂いても構いません。

スクールがあると、どうしても子供としても「参加したい!!」という気持ちが抑えられなくなりますし、私も同じ親の立場なので、「受講料がもったいない・・・」という感情を抑えることは困難です。。。

年間スケジュール上でそもそもトレーニングが設定されておらず、年間のトレーニング回数が減らないのであれば、「よし!!腰を据えてみんなで2週間ウィルスとの闘いに専念しよう!!」という気持ちになってもらえるのではないかということで、この年度前最終日の今日に来年度年間スケジュールを変更させて頂くことと致しました。
(新しい年間スケジュールはHPをご覧くださいhttps://frmjapan.com/遅くとも明日の朝までにアップします)

これまで2月25日を皮切りに、数回に渡りこの新型コロナウィルスに対する本スクールの解釈と基本方針を書かせて頂いて参りました。https://frmjapan.com/news-list/

小学校の一斉休校が始まった3月2日からもトレーニングを継続してきた数少ないスクールですので、ともすると、「どんなことがあってもトレーニングをやり続ける!!」と誤解されている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、もし時間があったら読み返して頂きたいのですが、本スクールの基本方針は、自分で状況を学び、考え、判断するということ。そして、本校スクール生の健康、元気、幸せに対して我々に出来ることを見つけて、シンプルにそれを実行するというものです。
なんとなくのムード、社会の流れ、風評リスクなどは、参考にはしますが、思考を停止させて、それらを最優先にすることは徹底的に避けています。
その上で、今回のこのタイミングにおいては、「首都圏の一致団結したウィルスとの闘い」に集中するべきであるとの判断を致しました。

下記にその判断の根拠を少し書かせて頂きます。
東京都内の感染者数がこの1週間に急激に増えています。特に感染ルートが不明の数が増え続けており、近い将来、大規模な行動制限(ロックアウト=都市封鎖に近いもの)が実施されることが予想されます。
2月、3月にイタリア、スペイン、アメリカ、ドイツ、フランスから帰国した人数は、武漢から帰国した数十倍のようです。
彼らは武漢からの帰国者のようにホテル三日月に隔離されることなく、全国に散らばっています。もし、最悪の事態が起きるとしたら、イタリア、スペイン、アメリカの感染爆発(パンデミック)から、おそらく2週間後だと思います。つまり4月の1~2週目は、感染者数が爆発的に増える予感が致します。
本来的には死者が出なければそれで良いのですが、感染者が増えれば感染症専門医でないところにも患者が殺到し、医療崩壊が起きてしまいます。
医療崩壊が起きたらもうオシマイです。助かる者も助からなくなる事態が発生し、結果的に死者が増えるのです。
そうなると、本来は感染していても容易に治癒していく若年層の中で、一時的に免疫力が低下した子が重篤化し、それがニュースとなって親たちがパニックになります。もうこうなったら制御不能になります。

スクール生のみんなにも現状を理解してもらいやすくするために、みんなが大好きなサッカーに例えて書いてみます。
(わかりやすくするために多少こじつけっぽいところがありますが、ご了承下さい)

全く未知のクラブチーム、FCコロナが参戦したこの大会。日本政府が一斉学校休校を要請した3月2日から15日が1stレグだとすると、明日からの2ndレグは全く状況が違うような気がして仕方がありません。
1stレグでは、まだ自ら免疫力を上げる「攻め」と、感染防止ための隔離の「守り」のバランスを取らないと、「守り」ばかりではチーム内のストレスが爆発すると発信し続けてきました。一貫性のない戦術では選手が疲弊してしまう副作用が大きいからです。
特に安倍晋三監督は、若手の元気な選手(小学生)をペナルティエリア内に閉じ込めたベタ引きのディフェンスを強要する(学校一斉休校)と当時に、ベテラン勢(高齢者や大人)には自由に攻めてよいという指示を出す全く意味不明な作戦を取りました。
ただ、結果的には、相手(コロナ)がまだそれほど人数をかけた攻めをしてこなかったために、なんとかドローに持ち込めたような状況でした。

しかし、4月からの2ndレグは全く状況が違う気がしてなりません。
イタリア代表、スペイン代表、アメリカ代表と、粉砕レベルで圧勝してきたFCコロナとの日本開催の2ndrレグ。そしてその間に、彼らは物凄くオフェンスの数を増やしています。
そのオフェンスのメンバーは、欧米からの帰国者とコロナ疲れで大規模屋内イベント(3密)に参加した若年層です。これらのオフェンスが今回の日本との2ndレグでは猛攻撃をしかけてくる気がします。

先日お送りしたメールでも触れましたが、ブーマーリムーバー(高齢者を減らして社会保障制度の崩壊を防ぐといった思想)という考え方は急速に普及しており、ここのところ大人、若者の行動は、単なる自粛疲れだけでなく、意思を持って出歩いている若者も大量にいると思われます。
この、いわばチーム内の分裂、仲間割れが起きると、チームは崩壊し、相手の思うつぼ、壊滅的にやられてしまいます。

この戦いの前半戦であり、相手の強さも戦術もよくわからない1stレグでは、攻守のバランスをしっかりとって、勝ち点3を狙いにいくべきだと考えておりましたが、これだけ欧州諸国を粉砕し、調子付いている相手との対戦においては、11人全員でゴール前にベタ引きしてとにかく失点を防ぐ、スコアレスドローの勝ち点1を狙いに行くべきだと考えます。
学校休校も含めた社会全体の一斉自粛(ほぼ都市封鎖)するのは、2ndレグである「今でしょ!!」と。

私は、4月14日または4月いっぱい、限りなく都市封鎖に近い状態を日本(特に首都圏)は取るべきではないかと考えています。

現在、BCGやアビガンなどの薬剤やワクチンの研究が物凄い勢いで行われています。全人類の英知を結集し、世界を席巻するAIをも駆使しています。
この10数年の人類の医学、科学、通信技術などの急速の発展は恐ろしいものがあります。その人類がこのまま指をくわえたまま終わるはずがありません。
この2週間を勝ち点1で乗り切り、次の決勝リーグに残りさえすれば、次の戦いまでに最強の補強と戦術を準備できるはずです。それを信じて、明日からの2ndレグは、ベタ引きのスコアレスドローに持ち込みましょう!!

かえって解りにくくなっていたらどうしましょう。。。なんとか子供たちに伝われば良いのですが。。。。

安倍首相、小池都知事がどのような決断を下すのかは現時点ではわかりませんが、レアルマドリードスクールの判断として、この2週間は「守りに徹する」こととしたいと思います。
小学生だけの突如強要された一斉休校のように、小学生だけにストレスをかけるようなことがない決断を期待します。パチンコの含め、あらゆる不要不急の活動を、全世代共通で平等に制限して欲しいと願っております。
違うご意見をお持ちの方のいらっしゃるかと思いますが、今回の年間スケジュール変更とトレーニング回数を減らさない決断に関しては、何卒ご理解を頂ければ幸いです。
この決断の前提である状況が一変し、新型コロナが急遽減速し、自由に外出できる状況になった際は、この私たちの決断は間違ったことになりますが、その時は、子供たちは自由に公園やグランドでサッカーが出来るということを意味しますので、それは逆に好ましい状況です。そういう意味では、私たちのこの決断が誤りであることを祈っています。

関東の皆様、2週間お目にかかれないのですが、ぜひ、本校公式You Tube チャンネルをご覧頂き、再開した際には、100倍返しでサッカーを楽しんでやりましょう!!

レアル・マドリード・ファンデーション・フットボールスクール・ジャパン代表 増田
※愛知豊田、宮崎都城は、いまのところこのメールには該当致しません。

<参考> https://www.jsatonotes.com/2020/03/if-i-were-north-americaneuropeanaustral.html?m=1
→BCGについて。これは面白い記事です!!なぜスペインは悲惨な状況なのに、お隣ポルトガルは感染がそれほど進まないのかは、BCG予防の有無と言われ始めています。
イランとイラクの差、NYと東京の差もこれである程度説明がつくようです。

https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/03/30/06746/
→アビガンは日本の製薬会社が開発したものです。

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